レンタルサーバーの役割とは何でしょうか?聞いたことのある単語だけれども、何をするものなのかよくわからないという方も多いでしょう。実際にWebサイトを作るにしてもプロバイダーを通じてある程度可能なため、馴染みが薄いのかもしれません。しかし、複数のパソコンからアクセスするような場合には大変便利でなくてはならない存在といえるでしょう。そこで、ここではレンタルサーバーとは?や、メリット、種類など、これを読めばレンタルサーバーのことが理解できる!そんな内容をお伝えしてまいります。

そもそもサーバーとは?

サーバーとは、簡単にいえばデータを貯蔵する場所です。インターネットやLANなどネットワーク回線を利用して必要に応じてデータやサービスなどを提供する役割があります。自分のパソコンの中にはソフトがインストールされており、自分が保存したデータを必要に応じて閲覧することができますが、ほかのパソコンと共有はしませんね。これを共有するための仕組みというイメージであり、他のコンピュータにデータを提供するためのコンピュータがサーバーなのです。身近な例に置き換えると複数の端末からアクセスできるiCloudや、ドロップボックスのようなイメージです。普通のパソコンとサーバーの違いは、より安定や速さ・高い処理能力が求められるためサーバー専用OSを使用したり、専用のマシンを使っており、個人で所有するようなものではありません。

レンタルサーバーを使用するメリット

サーバーをレンタルすることで費用は発生しますが、保守や点検・監視など面倒なことを全て任せることができます。自前サーバーならウイルスや地震などに対応するべく24時間監視が必要ですが、レンタルならトラブルがおきても、業者に対応をお任せすることができるのです。また、専門的な知識がなくても、すぐに利用することができ本来の業務に専念することができるのは大きなメリットですね。

レンタルサーバーの種類

レンタルといってもいくつかに分類され、用途や予算に応じて選ぶ必要があります。ここではどんな種類があるのかや、それぞれの特徴についてみていきます。

筐体(きょうたい)による分類

共用サーバー・専用サーバー・仮想サーバーの3つに分けられます。共用サーバーは比較的安価で利用することができ、個人で使われている方も多いタイプです。デメリットは容量が小さく、同じサーバーを使う利用者の影響を受けやすいという点です。専用サーバーは他の利用者がいないため影響を受けることはなく、容量も大きいためビジネスで利用することも多いタイプです。しかし、料金は高額になりがちなので用途に応じて使い分けることが望まれます。仮想サーバーとは、1つのサーバーの中に仮想サーバーを複数構成したタイプです。他の利用者の影響は共用より受けにくく、容量も大きめです。立ち位置としては共用と専用の中間辺りですが、初級者よりは中級者以上が扱うサーバーとなります。

運用・管理方法による分類

管理者権限があるセルフマネージド型、権限のないマネージド型の2つに分類されます。共用サーバーはマネージド型に所属しており、基本的にサーバーが使えれば多くの機能は必要ないという方に向いています。セルフマネージド型は、ある程度経験のある方におすすめで自由度は高めになっています。

レンタルサーバーを利用するなら

選ぶコツは有名で実績のある会社の中から選ぶことをおすすめします。設備や資本、安全性はデータの保存を任せる以上、重要なポイントです。また、WordPressは使えるのか?や、ドメインとの兼ね合いなど、必要としている機能や料金など総合的に判断しましょう。